うまくいかなかった交際のときによく身に着けていたものをすべて手放しました。私は20代後半の女性で、半年ほど前に付き合っていた男性が居ました。しかし、彼とはうまくいかず振られてしまいしばらく立ち直れませんでした。復縁をしたくて悪い個所を直したり、見た目を改善したりしましたがそれでも駄目でした。相手が夢に出てきたりするたびに落ち込み、当時よく気に入ってきていた服や持ち歩いていたカバンを見るとより相手との日常を思い出してしんどくなっていました。ですが、いつまでも落ち込んでいるのは嫌で相手と親密だった期間の衣類や服飾品は捨ててしまおうと思って気付いたらゴミ袋を用意して淡々と捨てていました。色が濃い袋の中に一緒に出掛けた時に着ていたニットやスカート、会う時にメイクするのに使った化粧品、相手の家に足を運んだ時に着ていた上着やカバン、髪につけていたアクセサリー…をすべて放り込んでゴミの日に出しました。別れてしばらくはもったいなくて着ていましたが、やはり気分が沈むため処分して物理的に手放しただけでも心が軽くなりました。身に着けていたもののすべて状態は良いのですが、売りに出すのも億劫でやめました。金額にすると2万円前後なので、2万円ドブに捨てたようなものです。それでもすっきりしたので良いですが、金額で考えるとやっぱりもったいなかったかな?とも少し思います。物理的にすっきりしてからは、足取りが軽くなり今度は考え方のほうの「手放し」を行うことにしました。元々恋愛をすると相手のことで頭がいっぱいになるタイプだったので、相手と関わらなくても楽しめる趣味を探して意識的に手放せるように工夫を凝らしました。「恋愛をしていないときの私は何に楽しさを見出していたっけ?」というところから始まり、よく本を読んでいたことを思い出して近くの図書館に足を運びました。思い出してみれば、恋愛をしている時は私は一切読書をしないのです。それくらい相手に没頭してしまって距離感を失い重くなってしまうという流れによくなるので「この術を最初から身に着けていたらもっとうまく恋愛できたのかな」「もっと早く身に着けておけば良かった」と後悔しました。今は再度読書熱が盛んになり新書にハマり、何冊も読んでいくうちに次第に相手に対する気持ちもだんだん薄れていき相手のことを思い出した時に「あぁ、そういえば」というところまで到達しついに意識的にも手放すことが出来たんだなと感じました。というのも読書でバランスを取ることを覚えたら程よい隙が生まれたのか、すんなり新しい彼氏が出来たからです。相手に没頭しすぎないので重くならずに自然体で振舞えていたようです。
27歳女 失恋時の衣類を処分&趣味を持って手放し成功
